ケヴィン・チェン 張瑋晉 - プラスチック・フリーの暮らしをつくろう

ケヴィン・チェン 張瑋晉

ケヴィン・チェン 張瑋晉

ケヴィンさんは香港でアップサイクリング製品をデザインしています。2016年にはグリーンピースとともに、プラスティック製の袋300枚をつなぎ合わせ、高さ2メートルになる、空気で膨らませる魚の形の展示品を作りました。

プラスチックの何が問題でしょうか?


プラスチックが日用品に使われるようになったのは20世紀になってからのことです。プラスチックの登場であらゆるものが変わりました。色や形を自在に変えることができ、誰もがモノを手に入れやすくなりました。私たちの暮らしはたいへん便利になりましたがプラスチックは安価なので、あって当たり前だと考えてしまうようになりました。昔は、モノは長持ちするように作られていましたが、今では何もかもが使い捨てです。プラスチックそのものが問題だとは考えていません。問題は、私たちの消費のしかたと、モノが長持ちしないように作られていることなのです。

現状を変えようと考えられたきっかけは何ですか?

デザインとは本来、問題を解決するためのものです。けれども企業は、デザインとはもっともっと売るための魔法のようなものだと考えています。大量消費の結果、私たちが処理しきれないほどの大量のごみが生まれてしまいました。新製品が発売後数週間で埋め立て処分場行きというようなこともあります。製品デザイナーとして、新製品を作るために次々と新しい原料を使うのではなく、埋め立て処分場行きのゴミを再利用して、商品として市場に戻ってくるようなサイクルになってほしいと思います。

どうすればプラスチックを使わない暮らしにむけた行動を起こせるでしょうか?

まず消費者が、製品のライフサイクルについて考える必要があるでしょう。モノがどのようにして作られ、使われ、捨てられるのかを知る必要があります。そうすれば、次に買い物をするときには、もっと賢い、責任のある選択ができるようになるでしょう。

その次のステップは何でしょうか。

今後香港島・湾仔(ワンチャイ)地区の藍屋(ブルー・ハウス)[訳註:歴史的ビルディングのひとつ] に移転する予定です。アップリサイクリングのプロジェクトを行っている地区のすぐ近くです。地域の人達とともに、ごみを全く出さないライフスタイルを目指す新しい試みを計画中です。香港で何ができるかを考えるつもりです。

香港:「アップサイクリング」製品デザイナー